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森田ピアノ工房ハープファクトリー

今回、所用で京都に行って参りました。

川崎市の家を出発前のニュースでは、ほぼ毎日曇りだったのが、いざ京都に来てみたら、毎日、快晴とまではいかないですが、日差しがありました。

京都から帰る前日、山科の、ハープファクトリー(森田ピアノ工房)さんに、楽器の構造など、お話を伺いに、予約をさせていて行って参りました。

工房の前に着いた時、ちょうど車を運転していらした方が、森田さんでした。

ご挨拶の後、工房の中に案内していただき、森田さんとウチの広報さんと、3人で椅子に座って、すぐにお話に。

どんどん、話していく中に、共鳴版の、上部は、厚さ2ミリ、下の方は、厚さ11ミリ。弦の力でかかっている力は1〜1.5トン、胴の部分は、板3枚を型に嵌めて固める(ホルンギャッヒャーは少し他と違う)、上部の木の部分は、メーカーによって、使用する木の厚さが違う…木の部分のお話は、最初にたくさんしていただきました。丸い木の幹から板を切り出すのに、やはり湿度や乾いてくることによる歪みの質問をさせていただいたら、本を持ってきたくださり、板目と柾目の説明を聞かせていただき、歪みを取る作業も必要なのだと改めて感じました。

上部の金属の部分に、シャープやナチュラル、フラット、と、音程を変えるためのディスクがありますが、その回転のクッションのために、プラスチックの部品がありますが、それを、ハープファクトリーさんでは、削り出してひとつひとつ作っていらっしゃるとのことでした。その作り方は、森田さんのところだけだそうです!細かいお仕事、頭が下がります。

溶かして型に流し込んで冷ますという仕方もありますが、なかなか難しいようです。

場所をもう一つの工房に移動して…

そこでは、構造上、弦が張ってある為の底の部分か下がってしまい、隙間ができる現象と、その修理について、伺いました。

これは、大手術で、大変そう……

最後に、そこにいらした職人の方に質問、「何年になりますか?」「10年です」

「そろそろ、自分は使えるな、と、思えたのは何年目ですか?」

「……」

「まだ、ということでしょうか?」

「はい、直したものを送り出し、結果は見られないですから…

それでも、ここにあるハープのように(大手術中の古めの楽器)年数を経た楽器が、教えてくれますから」

…なるほど!

「満足してしまったら終わりですものね!」

職人、演奏家も、現実に満足してしまったら、終わりですね!

何か、いいものを見せていただきました。

記念に、楽譜を1冊購入させていただき、時間をいただいたお礼とご挨拶。

さらっと見送ってくださいました。

教えていただいた、「再會」というロケーションの良いカフェで昼食をいただきました。

お時間をいただいた、森田さん、部品削り出しの職人さん、本体の底の部分のリペアに取り組んでいらした職人さん、ありがとうございました。

楽器と向き合い、真摯に直していく親方、森田さん、

親方の背中を見て、静かに(きっと)作業していく職人さんお二方、

感動いたしました…

このような方々がいらしてハーピストは弾き続けられるのですね。


 
 
 

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